「Windows Server 2012 R2」でのオラクルリスナーログ分離手順です。

オラクルのリスナーログはトラブル時の解析には非常に役に立ちます。
しかし、リスナーログのメンテナンスを疎かにすると、
リスナーログファイルが肥大増してファイルが開けない状態になる場合が多いです。

今回はリスナーログの分離を行っていきます。
手順は非常に簡単で、サービス停止し、リスナーログファイル名を変更するだけです。

リスナーログは下記に存在します。

リスナーログ場所:「XXXX」¥diag¥tnslsnr¥「YYYY」¥listener¥trace
「XXXX」:オラクルインストール場所
「YYYY」:ホスト名
ファイル名:listener.log

20180411_01

20180411_02
※リスナーログのファイルサイズが「461MB」で「5744371行」存在します。

では、リスナーログの分離を行います。

【注意】
必ずサービスを停止させてから行って下さい。

Windowsサービス停止「OracleOraDb11g_home1TNSListener」を行います。

20180411_03

20180411_04

リスナーログファイル名を変更します。

20180411_01

20180411_05
※ファイル名の末尾に「_2018」を追加
元の「listener.log」を作成する必要はありません。
サービスを起動すると自動で作成されます。

Windowsサービス起動「OracleOraDb11g_home1TNSListener」を行います。

20180411_04

20180411_03

リスナーログファイル分離の確認を行います。

20180411_06
※「listener.log」が自動で作成されました

無事リスナーログファイルの分離が出来ました。

目安ですが、年一回はリスナーログファイルの分離を行った方が良いと思います。